NOVOSENSE は、AEC(Automotive Electronics Council 車載電子部品評議会)にコンポーネント技術委員会のメンバーとして正式加盟したと発表しました。
AECは、自動車とその部品の世界共通の資格・品質基準システム確立を目的に、クライスラー、フォード、ゼネラルモーターズによって1990年代に設立されました。例えば、AECの設立したAEC-Q100規格は、現在では業界の権威ある車載向け半導体チップ試験規格となっています。AECは今や、数十社の自動車OEMと部品サプライヤーが参加する権威ある業界組織に成長しました。AECが率いるコンポーネント技術委員会は、信頼性が高く高品質な車載向け電子部品の規格づくりに重点を置き、業界全体の持続可能な発展に向けたベンチマークを設定しています。
現在、世界の自動車産業は電動化とインテリジェント化の加速的発展段階に入っており、車載ICの需要が急拡大しています。車載ICの多様性と複雑性、車載アプリケーションの過酷な環境は部品自体の信頼性と安全性に高い要求を突きつけており、その結果、技術的敷居が高くなり、研究開発サイクルが長くなり、認証基準がより厳しくなっています。
2016年に最初の車載向けチップを発売して以来、NOVOSENSEは常に「信頼性と堅牢性」という品質方針を堅持し、車載ICの設計、検証、量産の全プロセスにAEC規格を導入してきました。将来を見据えた製品レイアウト、堅牢な品質性能、定評のある納入実績により、NOVOSENSEは車載エレクトロニクス分野で広く認められており、2021年にはテュフラインランド(TUV Rheinland)の機能安全マネジメントシステムISO 26262の最高レベル「ASIL-D認証」を取得、2023年には権威ある認証・試験機関VDEから「プレミアムクオリティー賞」を受賞しました。
さらにNOVOSENSEは、車載エレクトロニクス分野の製品レイアウトを継続的に改良してきました。2023年には車載電子アクチュエーター用モータードライバーSoC-NSUC1610、MEMSプロセスを使用した差圧センサーNSPGM2シリーズ、ホールスイッチ/ラッチNSM101xシリーズ、ホール電流センサーNSM2019、プログラマブル・ステッピングモータードライバーNSD8381-Q1、マルチチャンネル・ハーフブリッジゲートドライバーNSD360x-Q1など、数多くの車載向けチップを独占的に相次いで発売、これらは自動車の車体制御、新エネルギー車の熱管理、OBC/DCDCなどの用途で幅広く使用できます。2023年第1-3四半期、NOVOSENSEの自動車関連事業の売上高に占める割合は28%に増加しました。