NOVOSENSEは産業用と車載に適した4チャンネルのデジタルアイソレーターのリリースを発表

2024/04/05

NOVOSENSEは高性能アナログとミックスドシグナル半導体の設計会社として、このほど最新の工業と車載アプリケーションで要求される性能と保護を満たすことができる4チャンネルデバイスを発売して、更にそのデジタルアイソレーター製品シリーズを強化しました。新しいNSI824xWx高信頼性デジタルアイソレーターは、コンパクト設計を採用して、太陽光インバータ、エネルギー貯蔵、産業オートメーション、EVなどの応用のために、効率的な保護とレベル変換を提供しています。

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新しい4チャンネルのデジタルアイソレーターは、高電圧システムの安全を保ち、15mmの走行距離をサポートします

 

超幅広いボディの産業用と車載グレードデジタルアイソレーターであるNSI824xWxは、既にUL1577安全認証を取得しており、しっかりしたEMC性能と強力なシステムレベルの静電気放電(ESD)電気的迅速瞬間変化(EFT)電圧サージ保護能力を備えています。各デバイスは、8kVrmsまでの絶縁電圧、±8kVのICレベルESD HBM保護、200kV/μsまでのコモンモード過渡ノイズ耐性(CMTI)を提供できます。

 

このアイソレーターシリーズは4つの正方向チャンネル、3つの正方向チャンネルと1つの逆方向チャンネル、及び2つの正方向チャンネルと2つの逆方向チャンネルという3つの異なるチャンネル構成オプションを提供しています。電源オフ時のデフォルト出力状態はローレベルにもハイレベルにも設定できます。このデバイスシリーズは最大150Mbpsのチャンネル速度をサポートするとともに、2.5V ~ 5.5Vの広い入力電圧範囲がさまざまなデジタルインタフェースとの互換性を確保して、レベル変換作動を簡素化することができます。各チャンネルの消費電力は1.5mA まで(1Mbpsのスピードの下で)低くなっているため、設計者がシステム効率の目標を達成するのに役立ちます。

 

他のアイソレータと同様に、最新のNSI824xデバイスは改良されたキャパシタ絶縁技術を採用しており、デジタル信号は送信側で生じたRF搬送波によって変調されてから、その後受信側で復調されます。その後、信号はキャパシタアイソレーターを介して送信され、受信側で復調されます。NOVOSENSE社の専有するAdaptive OOK®変調技術が用いられ、高いノイズ耐性と低い電磁干渉など安定性能を実現するための要所です。

 

新しいデバイスはSOWW16パッケージを採用し、15mmの走行距離をサポートでき、作動温度範囲が-55℃125℃で、かつULCQCCSAVDEなど関わるすべての安全基準に完全に準拠しています。産業自動化システムの中で、この新型デジタルアイソレーターは産業制御、産業モータードライブ、産業輸送、機械メータ、産業現場機械、絶縁SPIRS232RS485アプリケーション、汎用マルチチャンネルアイソレーターとモーター制御に使用できます。自動車分野での応用シーンは、自動車センサー、電動ドライブ、電源、バッテリーマネジメントシステムなどを含んでいます。

 

NSI824x製品のデータシートはこちらからダウンロードいただけます。

詳しい製品紹介はこちらでご覧いただけます。