NOVOSENSE、PCIM Europe 2024で車載設計と産業制御を簡素化する最新のセンサー、シグナルチェーン、パワーマネージメントICを展示

2024/06/10

高性能アナログとミックスドシグナルチップに特化した半導体会社であるNOVOSENSEは、2024年6月11日‐13日にかけてドイツのニュルンベルクで開催されるPCIM Europe 2024において、車載と産業制御の最適化に向け最新の開発成果を発表します。NOVOSENSEはホール9のブース636で、スマートモータードライバ、CANトランシーバー、ホールセンサーなどを含むアナログおよびミックスドシグナル半導体の人気製品を展示、NOVOSENSEの技術専門家がおり、現場で詳しくご紹介します。

1800種類を超えるチップ製品のポートフォリオを持ち、オートモーティブ・エレクトロニクス・カウンシルAEC)のメンバーであるNOVOSENSEは、車載産業におけるキープレーヤーとしての地位を確立しています。2023年だけでも、車載用チープは1億6,400万個以上を出荷し、売上高の30.95%を占めています

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PCIMでのハイライトは、新しいNSUC1610モータードライバシステムオンチップ(SoC)ソリューションです。NSUC1610は、Cortex M3プロセッサ、MOSFET、DACを1チップに集積し、周辺回路を簡素化してシステムコストを削減できます。4線式LINバスをサポートし、デュアルチャネル温度センサーを搭載したNSUC1610は、SoC開発における高集積化要求の高まりに対応し、車載システムの進化をさらに促進します。

自動車メーカーが効率化のために高電圧サブシステムの活用を進めるにつれ、信頼性、安全性、性能を確保するための電流センサー技術の重要性が高まっています。メーカー各社は、安全性と性能を向上させる本質的な設計を特徴とするセンサーで対応しています。このニーズに対応するため、NOVOSENSEはNSM201xシリーズの集積式電流センサーのデモを行います。精度と信頼性のために設計されたこれらのセンサーは、最大±2%の電流測定精度と最大5000Vrmsの高い絶縁電圧を特長としています。対象となるアプリケーションは、太陽光発電クラスターインバーター、電源装置、車載充電器(OBC)などです。

また、NSI6611スマート絶縁ゲートドライバも展示されます。NSI6611スマート絶縁ゲートドライバは、さまざまなアプリケーションでパワートランジスタを信頼性高く効率的に制御できるように設計された1チャネルのスマートドライバです。最大10A/10Aのソース/シンク電流能力、150kV/μsの最小コモンモード過渡イミュニティ(CMTI)、UVLO、ミラークランプ、DESAT保護、ソフトシャットダウン、ASC機能などの多くの保護機能をサポートし、スイッチング電源やインバータ・アプリケーションにおけるシステムの信頼性と堅牢性を向上させます。

NOVOSENSEのブースでは、信号改善機能(SIC)を備えた車載グレードのCANトランシーバー、NCA1462-Q1もご覧いただけます。この集積ICは、高い電磁両立性(EMC)を特長とし、従来のCAN FD技術よりもはるかに高速で信頼性の高い車載通信を実現します。

 

PCIM Europeは、パワーエレクトロニクス、インテリジェントモーション、再生可能エネルギー、エネルギーマネジメントを網羅する最大級の国際展示会・セミナーです。1979年の初開催以来、このイベントは業界の専門家と学術の有名人が集う場として、最先端のトレンドとイノベーションを発表してきました。このイベントでは、コンポーネント、ドライブ制御、パッケージングから究極のインテリジェント・システム・ソリューションに至るまで、バリューチェーン全体を効果的に紹介しています。

PCIM Europeは2024年6月11日から13日まで、ドイツ・ニュルンベルクのMesse Nürnbergで開催されます。NOVOSENSEはホール9、ブース636です。ご来場をお待ちしております。