NOVOSENSEは新しいデジタル/アナログ出力対応の車載CMOS統合型温度センサーを発表

2024/07/08

NOVOSENSEは、車載グレードデジタル出力温度センサーNST175-Q1シリーズ、車載グレードアナログ出力温度センサーNST235-Q1、NST86-Q1、NST60-Q1シリーズを新発表しました。これらの温度センサーは、高性能・高信頼性のCMOS検温技術を採用しており、フル温度範囲の高精度、高線形性、低消費電力、高集積度を実現しています。これらは回路を追加せずに、パッシブのサーミスタに代わるコストパフォーマンスの高い選択肢です。

車載電子システムから温度センサーに対する性能要件

車載電子システムの不可欠なコンポーネントとした温度センサーは、システムの効率的な熱管理に貢献します。温度センサーは、システムの温度状況をリアルタイムで監視するため、冷却策を調整することができ、過熱を防止し、性能を最適化し、デバイスの耐久性を確保します。

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通常、車載電子システムの寿命は、動作温度に直接関係しています。車両の耐久性を確保するため、例えば、電力レベル電界効果トランジスタのようなコンポネートが長時間に渡って適切に機能させるためには、温度センサーはドリフトを最小限に抑えた極めて信頼性の高いものでなければなりません。ドリフト量はセンサーの素材により異なります。例えば、シリコンベースの温度センサーには時間のドリフト量がほとんどありませんが、抵抗式温度センサーは、年ごとに±0.1°Cから±0.5°Cのドリフト範囲を持っています。通常、従来の負温度係数(NTC)を持つサーミスタは、時間の推移につれて、>5%の温度ドリフト(外部コンポネートによるドリフトが含まれない)があります。また、システムの老朽化に伴い、温度センサーの誤差が大きくなり、システム効率を制限して、繰り上げオフを余儀なくされたり、コンポーネントに熱損傷を与えたり可能性があります。

そのため、信頼性の高い長期作動が必要な車載電子システムの中で、フル温度範囲にわたって正確な温度測定を提供するCMOS集積式温度センサーは非常に理想的な選択で、NOVOSENSEの車載デジタル出力温度センサーは大きな利点を持っています。新発表した車載デジタル出力温度センサーNST175-Q1及び車載アナログ出力温度センサーNST235-Q1、NST86-Q1、NST60-Q1は、NOVOSENSEが持つ高性能・高信頼性のCMOS検温技術を採用しているため、フル温度範囲の高精度、高線形性、低消費電力、高集積度を実現できます。しかも、これらには回路の追加を必要せずに、全体的なコストを効果的に削減し、パッシブのサーミスタの有効な代替品となります。

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このシリーズの製品は、安全性・信頼性の高い供給を確保するため、設計から、製造やパッケージテストまで、すべて業界最先端のプロセスと技術を採用し、顧客のサプライチェーンリスクを低減します。また、これらの製品は国内外の主流製品とよく両立できるため、車載グレード温度センサーの分野をリードしています。


車載電子システムの温度センサーのアプリケーション

温度センサーは、車載パワーシステムに要求される高効率性を満足でき、スマートキャビンの快適性を向上させ、警報機能も実現するため、車載パワーシステムやスマートキャビン、その他の車載電子システムに幅広く利用されています。


高効率:

車載パワーシステムガソリン車のエンジン制御ユニットやNEV車のパワトレーンを含むからパワー密度への要求がますます高まっていきます。ますます狭くなる空間は、システム内の温度を急速に上昇させ、熱暴走のリスクを高めています。その際、正確な温度センサーとアクティブ冷却システムが非常に重要です。高精度の温度センサーは、効率を高めると同時に熱損傷のリスクを抑え、EV車のより高い効率とより長い航続をサポートします。


快適性:

温度センサーは、スマートキャビンシステムにも重要な役割を果たします。エアコンシステムがキャビン内の温度を正確に制御して運転手と搭乗者の快適性を向上させるだけでなく、システムの信頼性を向上させるため、コントロールパネルやサウンドモジュールなどのシステム内の温度状況をリアルタイムで監視するにも使用されます。


警報機能:

温度センサーにも故障警報と予防機能が搭載し、システムの潜在的な故障や過熱状態を検出し、警報やその他の予防措置をとることを通じて、設備の破損や停止を防ぐことができます。この予測保守モデルは、システムの信頼性を向上させるだけでなく、維持費用も削減できます。